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鳥貴族に行った事がない

若手芸人の深夜ラジオを聴いていると「お金がない時でも『鳥貴族』だったら後輩に奢れるから安心だったなあ」みたいな会話を聞いたり、「鳥貴族の“とり釜飯“はでき上がるのに時間がかかるから早めに注文しておくのがポイントだよねぇー」みたいな話題が出てたりします。20代が行く安い居酒屋で、鳥料理がメインなのでしょう。

 

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今の若い人はお金持ちかもしれませんが、やはり芸人や俳優、ミュージシャンは今でもバイトに一生懸命なのでしょう。それがきっと演技につながり日常のちょっとしたネタに繋がります。僕は「お酒を飲めない人を無理矢理飲むに行かせる」とか「女性を無理矢理呼ぶ」のは好きでは無いですが、例えばお酒飲めない人は「どんどん食べて良いよ」とかそういうので、演劇論や音楽論を話す場っていうのはリアルであって欲しい気がします。

で、そういう話を聞くたびに「俺は鳥貴族に行ったことないんだよなあー」と思うんです。
「そんな安い店には行かない!」とかではないです。若い頃はさくら水産とかつぼ八とか養老の滝に行っていましたからね。さくら水産の怪しいお酒で悪い酔いし、魚肉ソーセージにマヨネーズを付けたものをツマミに色々と話したものです。

「なぜ行った事が無いのだ!?」

と、ふと思い、GWのヒマな時に鳥貴族の沿革を調べてみたところ、どうにも鳥貴族が関東に進出してきたのが2005年みたいなんですよね。2005年と言えば僕が30歳の頃です。その頃はちょうど福岡で仕事をしていました。
それから怒涛の展開をすると考えると僕が35歳の頃に関東に戻ってきた時代には覇権を取った頃なのかな?と。

若手芸人の年齢を僕から15歳位引くと仮定すると、その芸人達が大体20代後半の頃に鳥貴族が『安くて美味い居酒屋』としてメジャーになっている時代なので合点が行きます。

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30歳を超える頃になると周りの同期や友人も結婚していきますし会社の若手と飲みに行く時も「うーん、鳥貴族ってよくわからんが、そこに誘うのもなぁー」みたいな気分になっており、見事にタイミングを逃していたんですね。思いきって行けば良かったのですが、”若者がワイワイしている中に35位のおっさんは混ざるのはなぁ……”という変なプライドがあったのかもしれません。

ちなみに、“思い出補正“と言う言葉がありますが、その逆で僕が若かった頃の居酒屋の思い出から「美味しかった!」と言うものはあまり無いんですよ。思い出にあるのは「バターコーンってちびちび食べられるし店によって味の違いがそんなに無いからいいな」と言うものと、仕事で関東に上京してから長期休暇で地元の北海道に帰った時の居酒屋で「北海道の居酒屋の刺身は量が多くて安くて美味しいなー」と言うもの位です。
そう言う意味では若い頃に『鳥貴族』があればもしかしたら若い頃の居酒屋の思い出がもう少し増えたのかも知れません。

今の若い人ってどうなんでしょう?
そもそも飲み会とかを開いていないのかもしれませんね。コロナ禍以降、会社でも飲み会ってめっきり減りましたし、若い人はあまりお酒を飲まないと言う噂も聞きます(噂ですが)
先輩が後輩に奢るって文化とかもどうなっているか分かりません。

川崎は安い居酒屋がけっこう多くありますが、「さすが川崎」と言ったところか客層も様々。集団で飲みに行くと周りから苦情(で済めば良いの世界かもしれません)がきたり若手が安いからと入ったら中は競馬帰りのおっさん連中で逆に恐縮してしまったりするかもしれません。

でも、大きな街にありがちな客引きで「完全個室!ドリンクも激安!」みたいな案内に付いていくと完全雑居ビル。完全個室といっておきながらも、暖簾で囲んで『なんちゃって個室』にしてあるだけで、お通しは冷凍食品の枝豆っぽいけれどけっこうな値段が……。とあまりよろしくないタイプの店も多いので、そういう意味では「鳥貴族」みたいな安心・安全の店が良いのかも知れません。

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