ここをクリックしてお気軽にお問い合わせください!

デスクトップにもバッテリーを

ふと思った事を纏めて書いてみる。「雑記」シリーズです。
本日は、僕の職業をメインに。

僕が会社に入った当時(1993年。古っ!)はシステム事業部でしたが、個人に1台のPCも与えられておりませんでした。

まぁ、その数年後(所謂。Windows95のインターネット世代)には個人に1台のPCになるのですが。まぁ、それは置いておいて。

199x年代後半より、従業員にPCが与えられるようになりました。当時はTVもブラウン管の時代でしてね。まぁ大きかった訳です。家にPCが無くてもTVはあったでしょう。でもブラウン管。部屋に置くときには奥行きを考慮しないといけなかった時代です。

時は流れ2000年台に突入します。あっという間に液晶TVが流通します。所謂「薄型テレビ」。猫がテレビの上でのほほんとできなくなる時代に突入した訳です。

そのうちに、IT業界も薄型液晶→ノートパソコンと変革が起きていきます。


話は変わりますが、日本には四季があり、台風の時期があります。台風の影響は色々とありますが、IT業界に対する一番大きな台風の影響は(当時は)「停電」でした。

今まで仕事をしていても、停電になった瞬間にデータが全部消える。「あー!すごい作業していたのにセーブする前に停電でデータ消えた!」と言う事象が起きていたのです。

時代は変わり、ノートパソコンが主流の時代になります。ノートパソコンはモバイル前提なので、バッテリーを積んでいます。なので、通常時は電源を繋いでいるけれど停電になっても、「セーブしてシャットダウンする。」と言う事が停電時にも安心してできるんですよね。電源切れてもバッテリーがあるから。と言うわけです。

その時もネットにつなぐ時は有線でした。インターネット時代の最初はどれだけ最先端を走っていても、有線でネットに繋いでいたわけです。

さぁ、そのうちに無線LANの時代に変わります。それはここ数年の話ですね。この時代になるとノートパソコンだけを持ってどこへでも移動して仕事が出来る時代になります。

凄くスマートです。ノートパソコンだけを持ってフロアを移動しても、インターネットには繋がるし、その前に社内LANに繋がります。意識的には大量データを扱いたい時、バッテリーが切れそうな時以外はどこでもシームレスで仕事が出来る時代です。

僕もIT業界に入ってから20年以上経ちますが、夢物語のように便利になった。と思います。

さて、ここからが本題なのですが、最近は家電量販店でも、パソコンといえばノートパソコンが主流です。
でも、昔ながらのデスクトップパソコンも残っているのも事実です。僕自身、家ではiMacと言うデスクトップパソコンを使っております。

じゃあ、「デスクトップパソコンは停電になったらどうするのか?」という話になります。はい、ここで、話のフリと本題が結びつきます。

実は、昔からIT業界はパソコンの急な停電に備える準備はできていました。個人PCではなく、サーバなど生命線に関わるマシンです。

UPS(無停電電源装置)と言う少々専門的な機械がそれに相当します。
UPSはつまり巨大バッテリーです。とはいえ緊急時に利用するというもので、主たる目的は、「突然の停電時にデータをセーブして安全にシャットダウンできる時間」を保証するバッテリーの事を指します。

71Sf0khKzML SL1500

ノートパソコンってバッテリー前提じゃないですか?今となっては。「何時間持つの?」がKPIですよね。
でも、家庭、職場で使う場合って基本的に自分の席だと電源繋いでないですか?

本来、ノートパソコン(だけではなく、今はスマートフォンなども)のバッテリーには充電、放電状態というものがあり、正しくバッテリーを長持ちさせるためには過充電(電源繋ぎっぱなし状態)は悪とされています。
でも、そんなのを意識しなくても私たちはノートパソコンを電源にさしながら仕事をしています。

でも、今でも、デスクトップのPCにはバッテリーが積まれていないのです。突然の停電には先程書いたUPSが必要になると言うことです。

「今ではどうなのか?」と思って念のためネットでチェックしましたが、今でもUPS機能付のデスクトップ機はほとんどない模様です。

「じゃー停電したらどうするのさ?」
突然の落雷で停電したとします。ノートパソコンはバッテリーがあるので問題なし。でもデスクトップパソコンは即死亡(UPSが繋がってない前提)です。

先程書いたように過充電の問題があっても、ノートパソコンは今日も電源繋ぎっぱなしで使われている状態です。

そーなれば、デスクトップパソコンにもバッテリー積んでいいのではないでしょうか?UPSなんていう大層な装置なくしても、ね。

そうなれば停電時の阿鼻叫喚も減るってものです。本当に本来の目的の「現状のデータをセーブしてシャットダウンさせる」時間だけ持てばいいのです。時間にして数分。ノートパソコンのスペックの重要ポイントを占める「連続稼働時間」なんて考えなくても良いのです。大きくても10分持てば良い。

今後のデスクトップPCには数十分持つバッテリーが積まれることでしょう。予言しておきます。

では。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です