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若者は起業した方が良いのか?ホリエモンとイケダハヤトに想う。

最近は、起業ブームなのでしょうか?ホリエモンさんは「やりたくない仕事をするなら、やりたい事ができる起業しろ!」と言いますし、イケダハヤトさんは「田舎にはなんぼでも仕事がある。田舎が、若者を高める。」と言っています。

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まずは、前置き。

ホリエモンさんは、東大と言う輝かしい学歴の中で麻雀に明け暮れ、そして、インターネットと出会うことで、1996年、「オン・ザ・エッジ」と言う会社を起業し、その後、ライブドアから営業権を取得し、成功しています。ちなみに、当時、僕の友達も北海道でホームページ制作業をやっていましたが、失敗しています。マーケティング能力と北海道、特に札幌と言う顧客に営業をかけていた為、失敗したのでしょう。ホリエモンは東京に営業をかけました。結果成功しています。
特に、誰かの下で働くことなく成功しています。

イケダハヤトさんは、早稲田卒ですが、それ以前にインターネットの雑誌にて連載を持っていました。大企業に就職しましたが、直後、プロブロガーとして生計を立てています。

お互いに言えるのは「その気になれば一年勉強するだけで希望の大学に合格できる。」集中力があった事です。彼らは「大学に合格する」と言う目標の為に己の勉強方法をセルフプロデュースし、苦労(?)のはてに見事合格していると言う事です。

時代が味方した。

ホリエモンさんの成功は、彼自身の当時からの営業力とそれを実装する技術にあったと思います。当時(90年代後半)はまさにインターネット黎明期でした。起業して実績を作ったものが勝ちだったのです。大手の代理店も少なく、大きな企業に作成を依頼するとサービスが悪い上に異常なお金がかかる時代、ホリエモンさんの会社は小回りがきき、会社規模から一般企業より安価でホームページが作れたはずです。
そして、時代の寵児となると、セルフブランディング能力を遺憾なく発揮し、球団買収や、ニッポン放送買収など、ニュースを騒がせました。

イケダハヤトさんは、若い頃からホリエモンさんと同様にネットに精通していた事と、ニュースサイトを運営していた事が大きいです。当時は「ネットランナー」と言ういささか「裏業界」的な雑誌に連載を持っていたのも大きいと思います。

僕は当時から、現在にかけて基本を守っているのは旧「ミュージックマシーン」、現「ナタリー」位しか思い付きません。

インターネット黎明期は大学生が活躍しました。「侍魂」もアドセンスを持っていれば今頃大金持ちでしょう。でも、彼はそれを趣味で行い、父親からの武者修行と言う名の職業巡りを始めてからネットの世界から消えて行きました。
話は簡単なのですが、当時大学生のモラトリアムの時期とネット黎明期がちょうどかぶって色々なWeb日記作者が生まれました。でも、大学卒業後に一般企業に入り、更新が途絶えてしまいました。
そういう意味では、イケダハヤトさんの「ブログで食っていく」は正解だったのかもしれませんが、確かな収益モデルが生まれる前。みんな「大学生の遊び」や「就職したら無理」だったのかもしれません。

その後の二人

2000年代も2010年に突入し、ブログでの収益モデルや、メルマガでの収益モデルなど、「パソコン一台でどこでも稼げる」時代になりました。これは彼らが言う通り、「月に数万円」であれば、そんなに無理せずに稼ぐことが可能です。(生活に持っていけるかは別ですが。)

ホリエモンさんはライブドアの粉飾決済にて実刑を受けました。しかし、警察に逮捕される前にモヒカン刈りにしたり、刑務所の中では読書をして、メルマガを発行していたりと自分のセルフブランディグは怠りませんでした。(刑務所にいても、その実態をルポする事により彼自身のブランドは失っていませんでした。)

イケダハヤトさんは拠点を高知に移し「まだ東京で消耗しているの?」と言うテーマで都会で歯車として働く人をdisり始めました。彼の炎上商法が始まったのもこの頃ですね。

今。

イケダハヤトさんは有料サロンと有料noteと言う2本柱で収益を続けています。ホリエモンさんはもっと活躍していて、何冊も本を出していて、それなりのファンが付いています。

イケダハヤトさんと、ホリエモンさんの唯一の違いは何?と聞かれたら、僕はこう思います。

「イケダハヤトさんは、金の匂いしかしない。信頼と言うものを現金化できてない。」
「ホリエモンは、信頼を現金化して新たな事業を起こしている。」

でしょうか。
なぜ、イケダハヤトさんが「窮屈でしょうがない。なんで東京で消耗しているの?」と言う東京にホリエモンはまだいます。イケダハヤトさんの理論から言うと「?」になりますが、ホリエモンさんが東京にいる以上、彼の”信頼”を頼って(または感銘を受けて)「出資するのです。」
出資には「担保」と「信用」が必要ですが、ホリエモンさんには(よくも悪くも)「信用」「信頼」があります。ホリエモンさんの本によると「お金はただ印刷された紙幣や硬貨であり。なんの意味もない。頼れるのは信頼だ。」となるでしょう。

ただ、その信用・信頼を得られるエンジェルは東京に多い、それだけの事です。彼は人生のすべてをセルフブランディグしてきました。だから、そのブランドが壊れない限り、彼は「自由な人生」を送れるでしょう。銀行が出資してくれなくても、それ以上に出資してくれるエンジェルが都会には沢山いるからです。

逆に、イケダハヤトさんは”信頼”を得ているのでしょうか?正確に言うと、「出資金を出してくれるほどイケダハヤトさんを”信頼”してくれる人はどれだけいるのでしょう?」彼が大嫌いな歯車の「銀行」に行っても、彼の不定の収入や実績を言っても、「お役所」には勝てません。彼には安定したサラリーがないのですから。まだネットに「封鎖的」な銀行はお金を出してくれないのではないでしょうか?そこではお得意の上から目線も通用しません。

今後の未来

確かに長期的にみれば、

  • 学歴不問
  • 多くの単純労働がITに置き換わる
  • 起業した方が良い

となるかもしれません。でも、起業を進めているホリエモンが「99%の会社はいらない」と言う本を出したり、まず、彼らが力を入れている農業からIT化が進んでいます。
ホリエモンさんの「一般の家庭の収入で宇宙旅行ができるようにする。」と言うロケット事業はおそらく将来成功するでしょう。
でも、イケダハヤトさんは「田舎に住もう」しかテーマがでてこないで、「東京で消費しているの?」だけがスローガンだったりします。

勿論、Skypeで世界どこでも会議はできるようになるでしょう。でも、一緒にお酒を飲むことはできません。在宅勤務が当たり前になるかもしれませんが、そうすると、プライベートまで会社に管理される可能性だってあります。

今は次の世代への黎明期だと思うんです。今、新しい事が出来ればイノベーターになれるのでしょうね。それのヒントや考え方を教えるのもサロンや有料noteをやっている人の義務だと思うのですが。
どうでしょうかね?

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